■□彩雲の彼方へ
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 昭和六四年一月に昭和天皇がご崩御された。私はいつも天皇に敬愛の念を抱き、日本の平和を願ってきた。



 私なりに追悼の気持ちを表して、水墨画を描いた。昭和五十九年に登別で直径四十数メートルの直立した炭化木・十八本が発掘されたが、これを少し分けていただき墨を作り、ニメートルの和紙に天界へ昇る龍と、龍の背中に観音様を描いた。この年母の法要があり、余市の大乗寺へ「彩雲の彼方へ」と題して収めさせていただいた。



 平成元年、天皇・皇后両陛下来道のとき。千歳の日航ホテルで、両陛下が私の作品コーナーにお気付きになり、作品を四点をお買上げ下さった。「本間先生は苫小牧出身ですのでこの山は樽前山ですね」と仰られたそうです。




 陛下が皇太子の頃、海の記念日にサロマの海にニシンの稚魚をお放しになられたことがあり、そのときの記念にと両陛下にニシンのパステル画を差し上げたことがある。この絵が今でも皇居に飾られていると聞いている。それにしてもお忙しい日常にあって、私が苫小牧だと覚えておられたのにただただ光栄であった。





 常陸宮様にも四点お買上げいただき、秋篠宮様にも二点お買上げいただいている。天皇家に敬意の念を持っている私にとっては大変名誉なこと、誇りに思っている。後日釧路のプリンスホテルの祝賀パーティーで、島津貴子様をご紹介いただいた。まったく気さくな方ですばらしい方でした。美しい釧路の夜景が今でも思い出深いものとなっている。



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